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生誕の謎その2

 

Front view...

 

後方にパニアケースを装備し、欧州の高速を200km/hで走りきることを想定して開発された。...のは、八木さんが今装着されているリヤショック(八木はCBR1000Fのリアサスに換装している)を標準としている1000の方でして、750は輸出を考えての開発はしていません。国内専用設計です。
どちらかと言うとスタイルはジェントルながらサーキット走行にも耐えうる運動性能を併せ持つというコンセプトだったと記憶しています。
その為、レーサーに改造する際の軽量化目的でアルミ材やカーボン等に換装できる様、全く同じ形状でありながらシートレール(メインフレームより後ろ)を750だけボルトオン構造(1000はフレームに溶接)にしてます。
レースレギュレーションによってはフレームの改造を許されないものもあり、シートレール部をボルトオンとすることであくまでシートレールでありフレームではありません。だから、アルミ製で簡素な仕様に改造してもレギュレーションに違反してませんという、その為だけに行った仕様です。
他の現在に至るレーサーレプリカを見ていただいても同じ仕様になっているはずです。

特にNSR250等の中型レプリカは設定売価から低コストを要求されますのでレースで交換されてしまうであろうシートレールは鉄で作りレギュレーション上、交換の許されないメインフレームはアルミで作るというのが主流となっています。
また、当時レーシングスリックタイヤの銘柄で選択肢の多かった後輪18インチホイール(1000は17インチ)の採用(当時のGSXR750も確か同じリムサイズ)や、オプションでフローティングディスクの設定などがありました。
1000での17インチ採用は、ツアラーとして乗り心地優先のタイヤを選択した結果です。
RC30もデビュー時は後輪18インチで17インチスリックが主流に変わった際、HRCキットパーツで17インチホイールが追加発売されました。

 

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